若い知人が「ビューティフル・ドリーマー」を見たとツィートしていて、ついツッコミをしてしまった。どうにもこうにも、この作品の影響は強い。
もちろん「現実崩壊感覚」と言えばディックだ。しかしそれを体感したのは、自分は「ビューティフル・ドリーマー」であり、神林長平の作品群「あなたの魂にやすらぎあれ」などだ。
現代はどうなのだろう?先に現実の方が壊れてしまった、といった人もいる。しかし実際には、現実は壊しがたく強固になっているのではないか。世界は壊れない。「AKIRA」でも壊せない。
もう一度ちゃんと、ディックを読み返すべきか。

「動物のお医者さん」が。