映画「ボヘミアン・ラプソディー」について、最後に(今回はネタバレあり)

ボヘミアン~について前の前の記事
映画「ボヘミアン・ラプソディ」。 すまんフレディ!(MOVIX清水にて)
http://gogozi.exp.jp/2019/04/06/bohemian/

ボヘミアン~についての前の記事
映画「ボヘミアンラプソディ」が”実際に”誰によって作られたか、気になって調べた。
http://gogozi.exp.jp/2019/04/08/bohemian2/

映画には事実とは違う箇所がある、といくつかの記事で言われている。中でも多く指摘されているのが、「フレディがメンバーに、HIVの告白をしたのがいつだったか」その時期についてだ。

フレディ・マーキュリーがバンドメンバーに、「自分が HIV に感染していると」告白したのがライブエイドの前だったのか、後だったのか。

映画では、ライブエイドの前だったが、実際にはそれよりだいぶ後だったようだ。
映画では、結果としてこの告白はクライマックスとしては扱われてない。だとしたら映画の方でも、告白をせずに、しかしメンバー同士が分かりあって進んでいくというアプローチもあったのではないか。

これについては、ブライアン・メイとロジャー・テイラーに対するこのインタビューが面白い。

 

「クイーン」B・メイ&R・テイラーが明かす、映画「ボヘミアン・ラプソディ」と事実の違い
https://eiga.com/news/20190110/7/

実際に告白があったのは、映画で示された時期よりだいぶ後だが、脚本上での変更を、クィーンのメンバーである彼らは容認してると言う。

”(フレディが)問題を抱えているのは知ってたけれど(中略)直接問いただす勇気がなかった。”

そして、こうも言う。

”あの時代がクィーンのピークだという人も多い。皆でフレディをかばっていたから、一体感が半端じゃなかった。”

彼らも言ってるが、この時期をかばいかばわれることを、クライマックスとした物語も見てみたい。この映画の、ボヘミアン・ラプソディよりは、随分地味になるかもしれないが。

タイトルとURLをコピーしました