〈LINEマンガ1巻無料、だった〉「青野くんに触りたいから死にたい」椎名うみ (ネタバレあり)

青野くんに触りたいから死にたい(1) (アフタヌーンコミックス)

「純情な少女、優里ちゃんが、勇気をふりしぼって青野くんとおつきあいをはじめる。けど、おつきあいをはじめてからすぐに青野くんが……」というところから始まる。
しかし青野くんが○○になったとしても、自分の想像では、なんだろう、優里ちゃんと青野くんの、そうイチャイチャした感じ、ほほえましいものが描かれるのかと思ったのだが、1巻を読む限りではそうではない。
結局、(俺の理解では)彼女は彼に、彼は彼女に触れることになるのだが、なんというかその触り方がえらく……生々しい、そう、生々しい。
その生々しさで、自分は、境目についてあらためて意識させられた。この作品の中で、触るということは、境目を越えるということなのだ。だからこそ”そこに境目がある”ということを意識させられる。生者と死者。男と女。わたしとあなた。
私たちのまわりには境目があり、その境目は気持ち悪いぐらいに生々しく、強いものなのだと。それを考えさせられた。

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