”障害者アート「頑張ってる姿に感動」でいいの?”というタイトルの記事を読んだ。困った。こういう記事を読むといつも困る。いやな記事じゃない。
”障害者が「がんばる」”ことで評価される、評価をしてしまうのは、ちょっと違うんじゃないか。そういうことを言っている記事だと思う。うん。がんばれと言われるのは困る。どちらにしても、進むルートを、自分じゃない人に強く指し示されて、こっちに進むといいんだよと、キラキラした目で見つめられるのはとても困る。なぜなら、たいがいの人は、指し示したルートを自分では歩かない。歩かないけどこちらには期待する。
障害者アート「頑張ってる姿に感動」でいいの? 1本の映画が映し出す作品の本質
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/28/yamanami_a_23470354/?utm_hp_ref=jp-homepage
記事自体はとても興味深い。特に最後の方、アートディーラー、小出由紀子さんの言葉が印象的だ。
「特にアメリカでは障害の有無や性別や人種を超えて、その作品に作り手の真実があるかどうかが注目される」作り手の真実……ズレているのではと思いつつ、恐怖しつつ、そのズレをどうにか埋めようとエネルギーを注いでいる、そのことすら認めてやってもいいのか、と思う。