読んだ本「ニクソンとキッシンジャー 現実主義外交とは何か」大嶽秀夫

ニクソンとキッシンジャー - 現実主義外交とは何か (中公新書)

「ニクソンとキッシンジャー 現実主義外交とは何か」大嶽秀夫
「現実的外交」とはどんなものか、その興味で読んだ。
このコンビで、かなり多くの成果は出してるはずなんですよ。しかし、その割にはイメージ悪いんですよ。そのあたりも知りたくて読んだ。

アメリカ大統領だったニクソン、大統領補佐官だったキッシンジャー。このコンビは、「ソ連との核軍縮交渉」を行い、「ベトナム戦争」を終わらせ、米中の国交を樹立した。ニクソンとキッシンジャーがどのようなプロセスでこれらの交渉を成立させたか、またその中での失敗や、分量は少ないがふたりの間の確執についても書かれている。

しかし……少なくとも本書の中での”現実的外交”は、大きな目的(平和共存路線)のためには、小さな犠牲(ベトナム戦争終盤の爆撃やカンボジアへの爆撃)はやむを得ないということのようで、読み終えていささか気が重くなった。

P28「しかしそのスタイルにおいては、強面、高圧的、強硬策で、中東越南での譲歩を求めて、強硬姿勢をとり、激しい爆撃も辞さなかった」

このメモを書くために、Wikipediaのキッシンジャーの項目を読んだ。
現実的外交について
”これはイデオロギーの代わりにアメリカの実益として国益を外交の中心に据え”……なるほど。イデオロギー=正義の建前の下で殺されるよりは、いい。しかし、国益は、国は救ってくれるのかもしれないが個人は救ってくれないんだろうと思う。

偶然だったのだが、トランプ大統領の訪朝前日に、この本を読めたのはよかった。

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