良かった。少し前に読み終わったばかりでこのマンガの輝きをどう整理すればいいのか分からない。すぐには出来ない。当分出来ない。ずっと出来ないかもしれない。この文章なんか読まなくていい。よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」を読んで欲しい。
少し追加。
ひとつだけ。
本書は、とある高校に転校してきた主人公が、「自分は白血病だったけど良くなったからよろしく!」と挨拶するところから始まる。面白いのは、これに対する新しいクラスメイトの反応と、その描き方。
上記の転校の挨拶をされて、クラスメイトのみなさんは一斉に”引く”。
作者はその”引いた”ところをコミカルに描いている。
2003年の作品を2018年に読んでも、いまだに新鮮だ。
(……などと言いつつ、よしながふみは、長いこと「手を出しづらい」作家さんだった。うーむ)。