”ヘタレ男子が王子に変身! 氷上に魔法をかけるラブ×コメディ小さな出版社で健康雑誌の編集をしている猪狩千登勢。幼なじみの雉子波心(きじなみこころ)は男子フィギュアスケートのスター選手! だが彼の活躍の裏には、千登勢との「ある秘密」があった。その鍵は――魔法少女と鎧の騎士!?”
画像の”スター選手”がとにかくまあ格好良いんだけど、これぐらいは書いて大丈夫だろうが、”ヘタレ”なの。メンタルが弱い。隠し事もある。だから主人公の助けがいる。しかし主人公も、やっぱり自分に自信がない。そんなふたりの近づいたり離れたり近づいたり離れたりがなんともおかしい、そういうコミック。
スポ根ではないけど、フィギュアスケートについてはしっかり書いてある……と思う。
先にも書いたが
*主役ふたりの自己評価がとにかく低い。
*葛藤やすれ違いは、基本的には、お互いが「自分は相手にふさわしくないんじゃないだろうか」と思うところで発生する。大きな三角関係などでは発生しない。お互いがお互いを想う気持ちが最初からずっと提示されているため、ある種の安心感がある。
後半になると脇キャラのドラマも目立つ。クネクネの人のくだりなど、涙したもの。
しかし、今日の羽生結弦選手のショートプログラムやら、その後の映像など見ると……フィクション以上ですな(笑)。