読書談義でした。

写真を撮り忘れたm(_ _)m。こないだと同じ写真でごまかす。ごまかされてください。
写真といえば、ごまかされている上の写真がそうなのだが、ビル・ビバリー「東の果て、夜へ」文庫本のこのカバー写真は素晴らしい。孤独と荒廃と人びとが交差するガソリンスタンドは、この小説の中に何回か登場する。一瞬の、一瞬だけかもしれない美しさを切りとった写真。
「東の果て、夜へ」絶望にも希望にも行かず、静かに現実を描写している。個人的にはその、抑制が効いた文体が好きだ。
静かさゆえに、余計な飾りが、現実とわたしたちの間に置かれたカーテンがないように思え、かえって心ゆさぶられた。
そして最終部では、また違う視点が持ち込まれたように思える。それにより、アメリカ全体を描いた作品になったのではないか。唐突な感もある。ただ、その部分が起こした波が、強く心に残っている。

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