「BUSINESS FOR PUNKS」ジェームズ・ワット
熱さでぞわぞわする本。でもそれだけじゃない。
紹介から引用
*
2007年に約300万円で始めたクラフトビールの会社が、
わずか7年で売上70億円を超える急成長を遂げる。
熱狂的なファンを世界中でどうやって獲得したのか?
どうやってクラウドファンディングで20億円も集めたのか?
スコットランド発祥のBrewDogの奇跡のマーケティングを、創業者本人が語る!
BrewDog(ブリュードッグ)の経営の根幹は、”パンクの哲学”にある。
・始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ
・人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ
・事業計画なんか時間の無駄だ
・嫌われ者になれ
・永遠に青二才でいろ
・すべてがマーケティングだ
・顧客ではなく、ファンをつくれ
*(引用終わり)
長々と引用したが、6つの箇条書きは見せたかった。見たかった。
しかし熱さだけではない。
「現代においてはブランドの作り手もブランドを自由にすることは出来ない。ブランドを愛してくれる顧客といっしょに作り上げていくしかない」
……冷静な指摘もある。現代においてはパンクも計算から逃れられないのか?いや、ボロボロになって倒れていった先達からの学習だ。それがなかったら、ジョブズだってMacintoshは作れてもiPhoneは作れなかった。ロックは無駄じゃない。