マンガアプリ、マンガワンで現在、パトレイバー全巻公開中!
あと2日、来週の火曜日まで!
ということで読み返した「機動警察パトレイバー」!
いまとなってみると、このタイトルはかなり恥ずかしい。けど読み返してみると、やはりこれは名作。
例えばSFとか、サスペンスとかいうだけでなく、青春モノとして名作だった。
それと、あだち充と並んで、「まわりくどい」「本心を語らない」「叫ばない」マンガの極北。
この頃のサンデーの読者って「格好つけた」少年少女ばかりだったのかな。これは、気色悪いと言えば気色悪い話で、そのせいか少年サンデーの発行部数は、現在はジャンプよりはすんごく少ない。いいんだよそのひねくれた気色悪さは好きだった。
一巻。後藤隊長、「みんなで幸せになろうよ」これまた、気持ちいいよな悪いよな名セリフ。
「みんなで幸せになろうよ」このコマは、目立った。目が止まった。
セリフと、その背後の不気味なかけあみは、後藤隊長の性格と、我々読者のこのマンガに対する期待値を、決定付けた。 面白そうな作品だと言うだけではなく、すっごくすっごくすっごく、面白そうな作品だと。
思った。
2巻の冒頭から、敵役である内海課長は、登場している。なんとなく、もう少し後だったかと思っていた。すっかり忘れてた。
これはすこしだけ重要な話。敵役である内海がこの位置から登場しているということは、この「パトレイバー」という作品が、その位置づけが、決して「特車二課ののんきな成長物語」ということだけではなく、最初から、「警察対享楽的な犯罪者」という対立軸をもつ作品として考えられていたのではないかと思わされる。
今回最後まで読んでみて、意外なほどに「正義」について、考えさせられた。この、「正義」についての思考実験は、最初から用意されていたのかもしれない。
3巻冒頭で、火浦功が出ていた。懐かしい