無料だということで読む。只より高いものはない、という言葉もある。思い知らされてもいる。だが読む!
北海道の牧場が舞台。バイクで北海道を旅した高校生の少年が牧場主の娘に助けられるところから始まる。
「優駿」+「究極超人あ~る」といったところ。さすが、ゆうきまさみ。コメディ要素強し。
主人公の高校生、最初は馬にも牧場にも関心はないが、牧場主の娘に惹きつけられ、その後牧場に関わっていく、という構図だと思われる。
読者も最初、馬に関心は持っていないだろうし、主人公と同じでまず「女の子」に惹きつけられるのだろう(いやその気持、よく分かる)。
けれども、アニパロを書いていた頃のゆうきまさみは、「色気」を描くのは不得手な人だった。本人もそれらしきことをネタにしていた。「あーる」や「パトレイバー」もそんな場面はそんなにない。いつの間に修行したのだろう?
主人公の恋敵の金持ちが登場するが、こういうスチャラカな人物を描かかせるとゆうきまさみは強い。もしかしたら日本のスチャラカはこのひとか高橋留美子、しか描ける人がいないんじゃないか?他にいたかな?このテイストが得意な人。例えばとり・みきは、(好きだけど)ナンセンスが強く、路線が違うと思う。
をを、気がつけば無料公開は明日(19日)まで。あれ?もう終わった?