「わたしは真悟」 高畑充希、門脇麦主演 浜松市浜北文化センター

img_20161209_220232_2-800x600

この写真だとなにが写っているのか、きわめて分かりにくいでしょうが……。
パンフです。なんと1400円(笑)。内容は、インタビューなど充実していますが。しかし高いのか、安いのか。チケット代がS席1万なんぼとすでにかんなり高いですからねえ。

という心さみしい愚痴から始まりましたが……。
ミュージカル 「わたしは真悟」高畑充希、門脇麦主演。浜北文化センター。行ってきました。
すみません。浜北、行ったことなかったです。わたしはこないだの池袋もなめてましたが、浜北もなめてました。JRで行けると思ってました。「遠州鉄道」に乗り換えるんですね。そして浜松駅から30分かかるんですね……。

幕開けが、かなりとんでもないシーンから始まるのですが、そのときのダンスが素晴らしかったです。
輝かしいことも愚かしいことも宇宙の果ても言葉には出来ないことも、演劇には表現出来るのではないか。
ミュージカル・演劇の中のダンスでこれほど高揚したのも久しぶりです。

高畑充希の歌唱力と表現力はやはり素晴らしかったですね。門脇麦、大原櫻子という方々もがっちり少年少女でした。
楳図かずお先生が寄せた言葉の中でこういう箇所があったのですが、
”高畑充希の“真鈴”はどうか?
門脇麦の“悟”はどうか?
2人はありえない子供の世界を演じなくてはなりません!!”
うん、ふたりはたしかに、虚構の少年少女を本当のように演じていました。
大原櫻子さんは、冒頭のダンスシーンにも出てましたが、かんなり踊ってました。そのときはセーラー服でした。どきどきしました(おい)。

真悟が世界を取り込もうとするところで、”セカイ系”のはしりのようなところもあるのかと思ったのですが、たまたま見つけたこのインタビューを読むと、楳図かずおはもっと異質なことを考えていたのだと驚きました。

「わたしは真悟」30年:「人工知能? 人間が人間を作ろうとしているだけの話です」 楳図かずおさん(79)

2幕は、自分の印象では若干静かになります。カタルシスについて考えさせられました。

タイトルとURLをコピーしました