ブログ更新 「世界しあわせ紀行」 エリック・ワイナー

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なんかこう、楽しそうな本かと思ったのです。世界中の楽しいところを旅した、苦労はしたけどしあわせな本かと。
だって「世界しあわせ紀行」じゃないですか。そう思ったからっておかしくはない。うん。
でも、違いました。

”戦乱や飢餓に満ちた不幸な国ばかりを取材するのにうんざりしたジャーナリストが、
人々が世界で最も幸せに暮らす国を探して、旅に出た。
訪れるのは
オランダ、スイス、ブータン、カタール、アイスランド、モルドバ、タイ、イギリス、インド、アメリカの10カ国”

大雑把に言えば、世界の色々な所に行って、

「あなたは今、どれくらい幸せですか」
「幸せとはどういうものだと思いますか」

と、尋ね歩いている本……などとそれだけ書くと、なにか、はた迷惑な本、著者のようにも思えますが、著者と現地の人の、ユーモラスなやり取りが多く、読んでいて楽しかったですね。
決して幸せとは言い難い国、モルドバでの、ショートステイ先のおばあさんとのやり取りは、胸に迫ります。

「幸せな国」

に行くのではなく、著者が考える

「この国に住んでいる人たちは幸せなんだろうと思う国」

を、旅したというのが、ミソなんだと思います。

それぞれの国の人たちが語る「幸福」。
それぞれの言葉に対する、私のちいさな違和感が、私自身の「幸せ」を考える、材料になるのだと思います。
イギリスの所で出てきた、カナダ人作家ロバート・ディヴィスの言葉をメモしました。よかったら読んでみてください。

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