今日も読書会に参加させていただいたのですが、そもそもの、今月の読書談義をこちらに書いてなかった……。
今回は某S様がハラルト・ギルバース「ゲルマニア」(集英社文庫)。
これは、前にもS様が読書談義で話していて、自分も読みました。
第二次大戦中のベルリン。ユダヤ人の元刑事とドイツ人軍人のバディもの。この時期のベルリンを舞台としたミステリ小説は珍しく、ベルリンの描写など興味深く読みました。続編が近々翻訳されるそうで。あんまり続編が出来そうな結末じゃあなかった気がするのですがどうしたんだろう?
岡は「時の娘」ジョセフィン・テイ(ハヤカワミステリ文庫)。
実在のイングランド王、「リチャード三世」を題材としたミステリです。
というより、”わたしはシェイクスピアの「リチャード三世」が好きだ!”と(笑)。それを力説するためにこの小説を選んでしまった気がします。
いや~やっぱり、松岡和子訳「リチャード三世」の最初4ページの独白、というより啖呵(笑)。
それと、子供のためのシェイクスピアの「リチャード三世」!これはやはり素晴らしかったですよ~。
(まだ冒頭しか読めていないが、松岡和子さん「深読みシェイクスピア」もいい。台本を「読む」ことのプロセス……。)