ブログ更新 読んだ 「ヒア・カムズ・ザ・サン」有川浩。

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こないだ家に入るときずりこけて、足をすりむいた岡です。足をすりむくなんて「あばれはっちゃく」じゃないんだから……(笑)(古っ!古っ!)

有川浩「ヒア・カムズ・ザ・サン」(単行本、新潮社から出ていたが、Amazonで見てみたら現在は講談社文庫から出版されているようで驚き)

二篇の中編が収録。

演劇集団キャラメルボックスの公演、「ヒア・カムズ・ザ・サン」。

その7行のあらすじから生まれた中編がひとつ。
上演された舞台に着想を得て書かれた中編が、もうひとつ。

芝居は見ていない。
キャラメルボックスの役者さん達が、動き回る様子が頭の中に浮かぶ。
想像しながら読んだ。

有川浩は、ドラマの盛り上がりを作ることが上手い。
1本目の冒頭、若手の編集者の、作家を怒らせたというエピソードから、作品の背景と主人公の誠実さを描き、エピソードが終わる頃には、物語に引き込まれていた。
最初から、物語を作るということについての思いを、計算はされているのだろうが、赤裸々に描いている。強烈な思いだ。好き嫌いが分かれるところかもしれない。でもわたしはこれが、有川浩という作家の魅力だと思う。またこれは有川浩という作家が、異物だということの証明でもある。(読者はこの異物に同調しているのではなく、この異物を見て楽しんでいるのかもしれない。どうかね)
上演された舞台に、着想を得て執筆されたという中編については「そう来たか」という思った。
とあるキャラクターの「みっともなさ」については、成井さんの着想ではなく、有川さんのものではないかと勝手に想像している。そのみっともなさが、私の胸に刺さる。想像が違っていたらすみません。

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