ブラウン神父のシリーズで有名な、チェスタトンの作品です。「木曜日だった男」。去年読み終えたとき、呆然としました。日本家屋の障子を開いたら、海が広がっていた、というか。読み手をまったく違うところへ連れて行ってくれる本です。難解だ、と言われても仕方のない本でもあります。
だから、「売れないだろう」と思いつつ、先日の探書会へ持っていき、個人的には目玉だと思っていたので目立つところへ置き、それでも売れないだろうと思っていたのですが、トイレで席を外している間に売れていて(笑)驚いた、という話をFacebookに書いたところ、
自分の友人が、ふだんあまり本を読まない友人が、「面白い本か」と思って、この本を買ってしまって。
……よほどの好き者の人にしか、この本は薦めません……。
結果として、この本は、友人から自分が預かることになりました……。帰ってきた、ウルトラマン……。