読書「工学部ヒラノ教授と昭和のスーパーエンジニア 森口繁一という天才」 今野浩

図書館で借りた。大学の工学部、工学博士、エンジニアについてのエッセイ。
同著者によるエッセイが7冊ほどあって、最新刊とのこと。良い評判を聞いていたので借りました。

面白かった。理数系の天才というのはやはり、自分などには想像がつかない頭脳を持っている。森博嗣描くところの数学者よりは若干、人間くさいけれど。それでも、雲上人に思えます。
後書きにあります「エンジニアが冷遇されてきたのは、彼らの仕事は一般の人には分かりにくいうえに、後からやってきたエンジニアに上書きされて業績が見えなくなってしまうから」。はかない。しかしそのことを前提として、でも研究開発に挑んでおられる過去、現在のエンジニアのみなさん、尊敬します。

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