「ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たちーボートに託した夢」 ダニエル・ジェイムズ・ブラウン

1936年、ナチス・ドイツの巨大なプロパガンダとして開催されたベルリン・オリンピック。ボート競技(エイト)で出場したアメリカ代表を描いたノンフィクションです。あちこちの書評で評判がいいので読みました。スポ根だと思って読み始めたのですが少し違いました。けれど確かに良い本で、最後に少しうるっとしました(笑)。
特に大きな、二つの光と影を巧みなバランスで描いていたところが良かったのではないでしょうか。

善良で真面目なボート部員が努力でアメリカ代表の座をつかむ、という「光」。生きること、高校、大学に行くことから争いであるアメリカの競争社会という「影」。

オリンピックのために「完璧に美しく整えられたベルリンの街」、また開会式とリーフェンシュタールの映画、という「光」。その後のユダヤ人迫害。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする