4月23日(木)、19時より水曜文庫さんで、「最近あまり読む人いないけど、欧米エンタメ、ミステリ小説はこんなに面白いんだよ~」と妙齢の男二人が大声で叫ぶイベント、「読書談義」やります。えー、ここまでほぼほぼ前回の文章コピーですが(笑)、中身はコピーじゃありません!手に汗握る面白本、ご用意してお待ちしてます。
岡の方の担当は、ジェフリー・アーチャー「百万ドルをとり返せ!」。コン・ゲーム小説の傑作です。今回あらためてググっても、コン・ゲーム小説の傑作として必ず名前が出てきます。
大金持ちが仕掛けた投資詐欺に引っかかってしまった、オックスフォード大学の数学教授、医者、画商、イギリス貴族が専門を生かしたプランを持ち寄り、取られてしまった金を取り戻そうとする!いやあの、現在ではベストセラー作家の作者、ジェフリー・アーチャーですがなにせもともとがアレしてアレしてアレだった人ですから、リアリティがあります。それと、この小説の魅力は、解説にも書いてありますが、詐欺の話なんですが、「スポーティな爽快感」があり「スマート」だということ。こう書くと笑ってしまいますが、そうはいってもあんまりそう感じられる小説は少なくて。ジェフリー・アーチャーにしても、この後「ケインとアベル」(上・下)、「ロスノフスキ家の娘」(上・下)などと面白い小説を次々と出していくわけですが、面白いんですけど、”(上・下)2巻!”などといえば、大作です。大作感が出ると、なぜかは分からないけど、スマート感は薄まります。なんででしょう?だからこの方の作品では、最初の2作が好きです。久しぶりに読み返したんですけど、やっぱり好きですねえ。ホントに。
某S様の方は、リチャード・パワーズ「ガラテイア2.2」。ミステリーの範疇に収まらないパワーを持った作品という感触です。まだ読んでる途中なんですが、これも面白いですよ!