サンタクロースにインタビュー |
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エーリヒ ケストナー 泉千穂子
武田ランダムハウスジャパン 2007-11-22 |
クリスマスに写真撮りましたが、読み終えたのは年明けでした(涙)。
しかし面白かった。というか素晴らしかった。
簡素だけど端正でイメージ豊かな文章。
いや、特に最初の一編なんか、最後の2行が涙ものです。豊かで、世界をひっくり返して、暖かで。
しかし……わたくしケストナーを読むのは30年ぶりですおそらく。
「エーミール~」「雪の中の三人男」「一杯の珈琲から」もうわすれた(笑)。
ドイツの作家で、ファシズム批判して、ナチスににらまれてでも亡命はしなくて(確か三谷幸喜さんの「国民の映画」にも出ていたような……)、ナチスによる焚書の対象になって自分の本も焼かれるときにそれを見に行ったという鉄板ネタを持つ人ですが、自分にしてもそれぐらいしか知らなくて。ご家庭がこんなにややこしい人だとは知らなかった。
「飛ぶ教室」など、まだ読んだことがありません。光文社の新訳が出てたなあ。