アニメ化、来年には実写映画化もされるということで話題のコミック。
という枕詞もいらないでしょう。
いい話です。7巻と8巻をまとめて読みました。
7巻の最初でもそうですが、終わりでも、とてもとてもとても、とてもとてもとてもとても、辛いことが起きます。
8巻で主人公は、辛いことをどうにかしようとしますが、どうにもなりません。どうにもならないまま、なしくずしに日常は進んでいきます。その中で主人公は少しだけ前向きになります。
そこがいいのだ、と思ってしまいます。
結局、どうにもならないことはどうにもならないのです。
ですが、だからと言って下を向くと、向いたままだと、もっとどうにもならなくなる。
あたしは、心の狭い男です。
脳天気な人が語る希望に、イラッとすることもあります。
けれどこの作品の中に転がっている小さな希望は、登場人物たちが作ってくれた希望は、大切に受け止めたいと思うのです。

LINEマンガ無料(だった)「少女ファイト」日本橋ヨヲコ1~3巻