SPAC公演「本物のフィアンセ」

フランス人の方の台本を、非常に戯画化された形で上演しておられました。
去年、いや一昨年だったか、違う作品でしたがやはり同じような様式で上演をされて、ただそのとき見たものより、「分かった」「つたわった」ように思えました。作り手側のこういう言葉は、あまり当てにならないのですが…。
役者さんの演技が、この様式で依然上演されたものよりも抑制されたものになっているような気がしました。物語そのものは、貧しい女の子がいろいろあって王子様と結ばれるという、あっさりとしたものです。ただ誤解を恐れずにいや恐れているのですが恐れていない振りをして言えば、単純な筋書きの方が複雑な世界が伝わるのかもしれません。
チケットを引き換えているときに、劇場の中に黙祷のアナウンスが流れました。
”日常”というものがどれだけありがたいか、あっけなく終わってしまうものか、そのことだけはよく分かったと思います。しかし夜中のテレビを見て、まだまだそのわかり方も足りないのだと思います。
いまここにいられること、芝居を見れること、芝居を作れること。ありがとうございます。

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