ブレイズメス1990 | |
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海堂 尊
講談社 2010-07-16 |
著者の、別の本に収録されているエッセイに、この本について「どうせ尻切れトンボと言われるだろう」と書いてあったが確かにそういう読後感(笑)。
ただ、この続きはあるのだろうと思っているので気にはならない。物語として一区切りはついてるし。
それと、この物語には、フィクションの中の「正義」の取り扱いについて、ひとつ勉強させてもらったと思う。そんなこんなであたくしは満足です。
けれど、それでも続きは気になるところ。本書の登場人物が別の形で登場しているという、「極北クレーマー」をつい買いそうになってしまった。文庫で上下分冊だったからやめたけど。