「ゴーゴーAi」 海堂尊

ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日
ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日 海堂 尊

講談社 2011-03-01
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 アマゾンの内容紹介
 ”日本の解剖率は2%台で先進国中ぶっちぎりの最下位。犯罪行為や虐待が見逃される「死因不明社会」解消のためには、CTやMRIで死体の画像診断をすればいい。無名医師だった海堂尊は10年前にAi(死亡時画像診断)の概念を思いつく。「中立、平等、透明、迅速」なAiは、たちまち世に広まるかに思えたが、そこに立ちはだかったのは厚労省官僚と解剖に固執する“解剖至上主義者”たちの厚い壁だった。『チーム・バチスタ』をもしのぐ超興奮、苛立ちと爽快感が入り乱れる、前代未聞の知的ノンフィクション。 ”
 海堂尊さんのノンフィクションは読んだことなかった。小説には何度も出てきてたのに、”Ai”のことはよく分かってなかったらしい。この本読んで始めて分かった。
 それとは別に、海堂さんの面白さの源のようなものも少し分かった、ような気がする。え?勘違いするな?そーかもしれないけど。
 にしても、内容の紹介にもありますが、某厚生労働省のみなさまとか、(一部の)閉鎖的なお医者様とか、「既定路線」を守るためにはけっこうなことをするんですね。この本とは関係ありませんが、今回の原発絡みでもこんなことがいっぱいあったんでしょうね。
 もうひとつ、海堂先生の仕事量におどろく。これやりながら本もあれだけ書いて。森博嗣先生もそうだけど、大学の先生ってやっぱりただ者じゃないのね。

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