「指揮者の仕事術」 伊東乾

指揮者の仕事術 (光文社新書)
指揮者の仕事術 (光文社新書) 伊東 乾

光文社 2011-01-18
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 こないだ「のだめ」の映画をテレビで流してました。
 ええ。そうです。この本読んだのはそのせいです。ええすみませんミーハーで。
 が、この本図書館で借りたんですが、「のだめ」の映画をテレビで見た次の日に図書館で見かけまして、「あ、借りよう」と思ったんですが、多少別のことをしている間になくなっていて、つまり、別の人がお借りになったのですね。「のだめ」の映画がテレビで放送された次の日に図書館でこの本を私以外に借りようとした人がいた。何が言いたいかというと、ミーハーは私だけじゃない、かもしれない。・・・失礼しました。
 「指揮」というものと、「演出」。なにかつながるものがあるんじゃないかと思って読みました。指揮者の方法論、指揮者がなんのために存在するのか、歴史的経緯、とても明快に説明して下さいました。やっぱり東大卒業生って頭いいんですね。知識ももちろんだけど、説明が分かりやすい。
 ただ、「指揮」と「演出」は別物だと、当たり前なんですが思いました。指揮者は楽器を持ってはいないんですが舞台上にいる、ですが、一般的には演出家は舞台上にはいない。特に、自分が今学習したいと思っているのが、舞台上に出ないタイプ(役者をやらないタイプ)の演出家の方法論なので、そこはやはりちがうものだと思いました。そんなことを思いながらこの本を読む人はいないと思いますが・・・。
 最後の方に「芸術家はみな個人経営のベンチャー」という言葉がありまして。この言葉を読めてよかったです。

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