アンジャーネ | |
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吉永 南央
東京創元社 2011-01-27 |
この人初めて読む。
弁護士志望だった青年を主人公にした連作短編集。アパートもの。
タイトルに惹かれて読み始めた。中身は想像してたものとはちがいました。でも読んでよかった。
短くて(短編集なので(笑))、
「J-POP」のように壮大な夢は語らず、コミックや一部の演劇(俺か・・・)のようにトラウマにも取り憑かれず、
しかし「欲」も「裏切り」も登場し、
明確な答えは出ず(そりゃ、出ないわなあ)
けれどさわやかな読後感を残すという、
自分が戯曲でこのところ書きたかったのはこういうラインかなと思ったりしました。
書けてないけど(笑)
というか戯曲だと難しさ五割増し・・・さらにその後演技が・・・