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波のうえの魔術師 (徳間文庫) 石田 衣良 徳間書店 2007-02 |
面白い。けれど。
１０ページに
（引用開始）
「～切れば傷口からたっぷりと血と膿があふれだす、生きた経済がネタだ」
（引用終了）
とある。
けどこの本には、血も膿もそれほどは出てこない。出てくるよ。出てくるけどそれほどじゃない。色取りとして使われてる。そんな感触。
だから売れてるのかもしれない。
（自分が買ったのは文春文庫。現在は徳間文庫から出ているらしい。なぜ？）
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