猫を抱いて象と泳ぐ | |
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小川 洋子
おすすめ平均 |
暑い。
実は、この本まだ全部読んでない。半分しか読んでない。それでも今書いてしまいたい。読みかけのこの勢いのまま書いてしまいたい。どちらにしても、書ける言葉は一つだけ。
素晴らしい。どーん!
素晴らしい、それ以上に何か語ったら、この物語に対して、失礼だ。なにもしてはいけない。
と言いつつ書いちゃうんだけど、書いちゃうんだけど(笑)、この美しさはギリギリだ。俺にとってはギリギリで、もしこれ以上美しかったら、俺はこの小説について行けなかったかもしれない。読み進めるのが少し怖い。この小説は、読み手の開けなくてもいい心の扉を開けてしまうかもしれない。