すでにご存じの方もおられるとは思いますが。
自分が理解した範囲では、
出版物を規制する、
あるいは出版されたものを所持することを規制される
(イメージで言えば、「こんなものを持っていてはいかん!」と、取り上げられる(若干イメージに偏見が入ってることをお詫びいたします(笑)))
そういった条例が、東京で作られようとしている。
ということになるのだと思います。
そしてその規制の対象が、いまのところかなりあいまいだと。
(これまたイメージで言えば、東京都のどこかの委員会の人が「これはいかん!」と言えばそれで通ってしまう(ここでも若干イメージに偏見が・・・以下略))
この条例についての記事が、これです。ItMediaさんの記事です。未読の方はいちど読まれるといいと思います。
対する、日本ペンクラブの声明がこれ。
図書館協会の声明がこれ。
毎日新聞の記事がこれ。
こちらは、大手マスコミだけあって双方の立場に配慮しているという印象。でももしかして日和っているのかもしれないという印象(笑))
確かに、マンガなどの表現で、どう見てもこれはひどいと、思うようなものもあります。自分もその世界には詳しくないので(笑)、もっとひどいものもあるのかもしれない。
けれども、その線引きは、きわめて慎重に行わなければならないのでは?
目を背けたくなるような表現でも、それが社会に対する警鐘や抵抗になった例は過去にもあったはずです。ま、このへん学習中なんですが。(アングラなんて、そもそもそういう表現だしなあ・・・刺激を伴わない表現はない?・・・)
それを“見る”ことの規制はあり得るのかもしれない(現在もあるわけですし)が、“作る”ことの規制はあってほしくない。いや考えても難しい(笑)。難しいから、どこの誰だか分からない人の手でこんなことを決めてほしくない。
いまのところ、この条例についての記事を見たり、集会の動画を見たりする限り、どうもやはり戦前の「検閲」や「華氏451度」(ブラッドベリの方ね)の焼き捨てられる本、あと焼き捨てられると言えばケストナーの焚書、というイメージを持ってしまう。あとそれと、こないだテレビで見た小林多喜二に対する弾圧。あれも怖かった。
・・・やっぱり、怖いぞこの話。

NHKのNEWS WEBから。現在のドイツ経済が、一人勝ちと言われていることについての分析。