「謀殺のチェスゲーム」山田正紀

謀殺のチェス・ゲーム (ハルキ文庫) 謀殺のチェス・ゲーム (ハルキ文庫)

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 傑作。山田正紀の、初期長編。かなり昔の本なんですが、日本の・・・いや、ジャンルわけは難しい。冒険小説といっても微妙だし(なんといってもヒーローがいない)アクション小説といっても微妙なところなんだけど、とにかくサスペンス長編として傑作です。何度か、いや何度も(笑)文庫化されていていま手元にあるやつは、こないだ古本で取り寄せたハルキ文庫のものなのだけど、ハルキ文庫版も絶版になっちゃったのかなあ。手に入らなくなる前に、どこかで見かけたら是非お買い上げを。
 ただし、発表が1976年だけあって若干古い。いや筋立ては古びてないのよ。そっちは古びてないんだけどさすがに描写は古い。この作品をいまの作家さんが書いたらどうなるか想像してみた。書き込みが細かくなって、描写が三倍くらいに増えて本が枕ほど厚くなって、それでさらに面白くなるか、それともかなりつまらなくなるか、どっちかでしょう。うーん。オチが決まらなかった(笑)。

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コメント

  1. たんぽぽ より:

    山田正紀さん!いいですよね。高校生の頃「神狩り」で出会いましたが、「弥勒戦争」がとてもおもしろかったです。読まれました?