土曜のカーリング中継、思わず見入ってしまった。途中でから何の気なしに見始めて、しかし最後まで見ることは出来なかった。緊張感に耐えかねたのだ(笑)。しかしその後、ミラクルショットがあって日本が勝った。もっと見とけばよかった。
フィギュアの浅田選手、「金メダルがほしい」と言ってのけて(笑)、勝手ながら印象が変わった。もっとふわふわした人かと思っていた。すんません。やはり世界の大会で勝利を争うような人は違う。中継もおっかなくって最後まで見ることの出来ないくらいではいかん、と暁の星に誓う。まだか。
「内村プロデュース」が好きだった。
だからこの本はタイトルだけで選んだのさすみませんすみませんすみません。
孫文を生涯にわたって援助し続けた日本人、梅屋庄吉、という人についてのノンフィクションだった。
孫文って井上ひさし大先生も取り上げておられなかったか?というのも手に取った理由のひとつなのだけど、これは勘違いで孫文ではなくて魯迅だった。「シャンハイムーン」。あ、ちょうどいま紀伊国屋で上演中。東京に住んでたら見に行くとこなのだけど。これが東京に住んでない悲しさ。ちょっと悔しい。
にしても、あの頃のあの国の流れがよく分かってなくて。教科書で知るぐらいだと、孫文って理想主義的だったり民主的だったりした人なんでしょ?でもそのあとの袁世凱って人は昔の皇帝みたいな人だし。いやイメージですが。さらにそのあとの蒋介石もまた違った感じだし。その辺がどうも分からないんだけど、この本は孫文の本じゃなくて梅屋庄吉の本だからこの本を読んでもそのことは分からない。ただこの人は、映画の興行や制作でも財をなした人なんだそうな。「映画の興行や制作」と「孫文への援助」ということが結びつくのが何となくうれしい。それと、昭和初期というとどうもくらーいイメージを持ってしまうんだけど、それが梅屋庄吉という人の人柄なのか、エピソードが力強く突き抜けているのが面白かった。収穫でした.。