ナタリー – 北欧ハウスの貴公子が日本のアニソンをクラブジャズ化

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高尚といえば高尚な記事なんでしょうが、
きっと美しい音楽となっているのでしょうが、
なんとなく笑ってしまうネタです。
一覧に載ってるタイトルの、三分の二以上が分からない・・・
分かったら分かったで困りますが(笑)。
追伸
冗談半分で、この人の名前検索してみたら、一曲試聴ができました。
このアルバムのアニソンではなかったのですが。
聞いてみたら、とてもいい(笑)。
アルバム買ってもいいかなと思ってしまいました。

「暗殺教程」都筑道夫

暗殺教程 (光文社文庫)
暗殺教程 (光文社文庫)
光文社 2003-06-13
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おすすめ平均 star
starとびっきりのアクション映画が一冊にぎゅっと詰め込まれているような本。

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 ひと言で言うならスタイリッシュ&スマート&荒唐無稽。全然ひと言じゃないけど。でもこの本を称えるのにひと言では足りない(だったらひと言なんて言うな)。
 だって、冒頭からこれですよ。最初の一ページに出てくる、主人公の描写なんですが
「無造作にひっかけたココア色のカーコートは、カンガルーの皮を薄くなめしたものだろう。その下から、すっきりと黒にちかい茶の折返しのないズボンをのばして、コートとおなじ色のペッカリー(ヘソイノシシの皮)のスリッポンとのあいだに、光沢のあるアンバーの靴下をのぞかしている。」
 んでもって2ページ目。こっちの方が分かりやすいかもしれない。
「コートのポケットから、パイプたばこのハーフ・アンド・ハーフを紙巻きにしたやつをとりだして、初期のオイルライターの型につくった銀の小さなダンヒル・シルフで火をつける」
 ・・・気障です。でもこの小説はじめて出版されたのは、昭和42年です。いま現在、こんな格好のいい文章を書いてくれる人がどれくらいいます?ぜえぜえ。
 この主人公が何をやっているかというと、
「謀略反乱結社タイガーの野望を阻止しようとする、国際警察秘密ラインのトップ・エージェント、J3こと吹雪俊介を襲う危機また危機。奇想天外な攻防の舞台はカジノ、スキー場から香港、マカオへ。」
 ・・・繰り返しますが、昭和42年です。荒唐無稽です。けど、読んでる限りは違和感ないんです。ディティールがうまいんです。本当かどうか分かりませんが、マカオやら香港のディテールがうまいんです。荒唐無稽って、本来物語が持ってる魅力のひとつですよね。いや、荒唐無稽な物語が少ない訳じゃない、でも、荒唐無稽でスマートな小説は、やっぱり少ないと思います。
 だがしかし、荒唐無稽はむずかしいものです。
 考えてみると、アニメーションやライトノベルは荒唐無稽を手に入れるために、SF的な世界観を使っているのかもしれません。現実世界の中でどれほど荒唐無稽をやるか。これひとごとじゃなくて、芝居でも荒唐無稽はやっぱり難しい。「半径5メートル以内の世界」を描け、とよく言われますが、半径5メートル以内から始まる荒唐無稽を、つくっていきたいと思います。はい

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