赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い (小学館文庫) | |
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すいません!
文楽は見たことがありません!
テレビでも見たことがありません!
正直言うと、なぜ人形を、しかも三人で動かさなきゃならんのか、さらに語り手もいて、三味線弾きの方もいて、なぜこういう体制なのか、いまいちよく分かりません!
が、P122に、フランスの「太陽劇団」についての記述があります。
「これは単に、“東洋趣味”とか、形だけ文楽や歌舞伎の手法を取り入れたというようなものではない。人間の役者を、文楽の人形のように他の役者が黒子となって扱うことで、血なまぐさいシェークスピアのような権力争いと殺戮のドラマを、普遍的なものにすることに成功している」
・・・なるほど。
近松の演目の中には、歌舞伎で見たものよりも文楽で見たものの方が分かりやすいものもあったそうな(意訳。演目の名前の書いてあったが、メモしなかったので分からなくなった(笑))
これは、一度文楽というものを見るしかないか。しかし国立文楽堂まで行く根性はない。ととりあえず手近で文楽を見る機会もないだろう。頼むぞNHK。