凡人として生きるということ (幻冬舎新書) | |
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押井 守
幻冬舎 2008-07 おすすめ平均 |
映画「スカイ・クロラ」は見たかった。
見たかったのですが、見ようと思ったらすでに公開が、終わってました(笑)。
えらく短かった。
海外の映画祭では酷評されてしまったとかいう話も聞きますし、「また干されてしまうのではないか押井守」などとよけいな心配(ホントによけいですね)をしていたのですが、今度は舞台版「鉄人28号」の演出をするとか。なんで「鉄人28号」を舞台でやらなければならないのだという疑問はともかく、やはり映画監督というのはしぶとくなければならないということなのでしょう(笑)。
映画「スカイ・クロラ」と同じ頃に出版されたらしい新書です。便乗本のような気もしますが、読んでみると面白い本でした。
押井守の逆説は新鮮です。
また、その逆説を支える強烈な精神力が、押井さんの場合傑作と言っていいのか分からないのですがとにかく人の心に残る、作品を作る原動力なのだと思いました。特に前半がよかった。