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その絵、いくら? 現代アートの相場がわかる (セオリーBOOKS) 小山 登美夫 講談社 2008-08-06 |
奈良美智さんは好きです。作品がというより、彼の風貌が好きです。恥ずかしながら、彼が登場した番組は良く録画します。ときどき見返したりもします。
村上隆さんのことはよく分かりません。彼のアートがいいのか悪いのかは、ちょっと自分にはよく分からない。
もっと分からないのは、彼らの作品が何であんなに高いのか、ということです。
もちろん、安くていいと言っているわけではありません。ですがそれでも、一千万、二千万するというのは、不思議です。だからこの本を、読んでみました。
結論から言えば、彼らの作品に高値が付く理由は、この本を読んでもよく分かりませんでした(笑)。
けれども、著者のようなギャラリストが、相場や、投機目的の買い手から、アーティストを守ろうとしている、アートを育てようとしていることはよく分かりました。その点で、妙な話ですが、ホッとしました。