「シチュエーションパズルの攻防」竹内真

シチュエーションパズルの攻防―珊瑚朗先生無頼控 (創元クライム・クラブ)
シチュエーションパズルの攻防―珊瑚朗先生無頼控 (創元クライム・クラブ) 竹内 真

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銀座の”文壇バー”(笑)と呼ばれるところが舞台の、連作短編集。
”夜の町”が舞台になっているということで、昨日載せた「インディゴの夜」とつながるところがある、と言えないことはないかもしれない。いや、この文書き始めるまでは、つながるところはたくさんあると、つながりまくっていると思っていたんだけど、書いてたらだんだん自信がなくなってきた。うーんどうなんだろう?
「インディゴの夜」は実はずいぶん前に読んでいて、本書「シチュエーションパズルの攻防」を読み始めたときに、”この本のことを載せるなら、先に「インディゴの夜」のことを載せないわけにはいかない!”などと妙な使命感に駆られて慌てて書いた。比べる対象としてちょうどいいかと思ったし。
連作の短編の、2編ぐらいを読んだところでは、「インディゴの夜」の方が、かなり面白いと、思っていたりした。
けっしてつまらないわけではないんだけど、面白いんだけど、なんかね、モヤッとしてるというか。
ただ、最後の2編が、面白かった。もしかしてそれは、作中の言葉を借りれば「物語についての物語」だったからかもしれない。自分が普段そういうことを考えているからかもしれない。けどそれだけではなく、この物語に登場する、作家の、そしてそれは作者自身のことかもしれないんだけど、その、懊悩が、ちらっと見えた、それに引き込まれたのかもしれない。

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