不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫 か 2-1) | |
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鏡 明
東京創元社 2007-07 おすすめ平均 |
お久しぶりです(笑)
この間のことを、こないだ久しぶりに呼んだ鴻上さんの本の中から引用いや盗用した言葉で表すと
「あんなこともこんなこともあったけど、こんなことやそんなことはなかった」ということになる。とにかく、自分がまだここにいるということに、いろいろな人に感謝を。
んでもって。
こないだ呉服町の戸田書店で見つけた、「不確定世界の探偵物語」。これは持ってる。新書版を持ってる。古本屋で見つけたとき、欣喜雀躍してレジに持ってったから間違いなく持ってる。けれども買った。そして、また本屋で見つけたら、買ってしまうかもしれない。そういう本だ。
「SF風の」そして「ハードボイルド風の」小説は山ほどある。けど「SF」で「ハードボイルド」な小説なんてほとんどない。これは数少ない例外だ。というか、両立している本を自分はこれしか知らない。(あ、そうでもないか。神林長平の一時期の作品も、それに近い。それでも)
なんとなれば、SFは未来を夢見る物で、ハードボイルドとは過去に立ち向かう物だからだ。なんつって。
しかしとにかく、両者のベクトルは実は正反対に違う。
だまされたと思って、手に取っていただければ。いやいやいや。