11匹のねこ

今週末からのしずおか演劇祭の稽古場におじゃましている。やはりこの本はいい。お芝居もよさげ。後でリンク張ります。

「煙草の害について」柄本明演出、出演

 というわけで、柄本明演出、出演の「煙草の害について」を見てきた。
 もともとの戯曲は、上演時間にして20分ぐらいのもので、それに柄本明が「チェーホフの他の小説などからエッセンスを取り入れて」1時間程度の芝居にしたとのこと。
 芝居を見る前にGoogleで集めた記事には、「怪演」「怪優」という言葉が目立つ。なんぼのもんじゃいと思いながら出かけたが、紛れもなく、本当に「怪演」だった。
 話自体に手が加わっているせいか、これはチェーホフなのかそれとも柄本明のネタ集なのかと思ったりもしたが、いや面白かったからネタ集ならネタ集でもよかったんだけれど、最後の哀感溢れるくだりになると、「チェーホフの言いたかったことは、こういうことだったんじゃないか」と、チェーホフの真髄を見せられた気になるから不思議だ。いやまあ、それが狙いなんだろうけど。
 この芝居の静岡での上演に携わられたみなさま、ありがとうございました。またよろしくお願いします。
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