「ウルトラ・ダラー」手嶋龍一

 

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ウルトラ・ダラー (新潮文庫 て 1-5)

去年だったか、かなり売れた本。文庫になったので読んでみた。
 著者は、ながくNHKの記者だった。911のときには確かワシントンだったかの支局長としてずっとテレビ画面から、壊れたアメリカの様子を伝えていた。
 そのときは、つまりNHKの記者としてNHKの画面に登場していたときは、ごく普通の、いやどちらかといえばやぼったいスーツを着ていた記憶がある。しかしNHKを辞めて、この本を出して「王様のブランチ」だったかの取材を受けていたときには、ずいぶんとこざっぱりとした服を着ていた。その違いに、驚いた印象がある。自分をプロデュースできる人なんだな、と思った。
 この本も、「きちんとプロデュースされている」本なのかもしれない。。面白かった。面白かったのだけれど、国際謀略小説(笑)の形としては、少し古い形を使っているのかもしれない。いや、だって、主人公、もうちょっと悩んでもいいような気がする。キートン先生を見習った方がいい。きっと(笑)。
 解説にもあるように、この本は「何かの情報を伝えたくて」書かれたものなのだろうか?それとも「小説を書きたくて」書かれたものなのだろうか。それが分からない。
 ただ、「何かの情報を伝えたくて」書かれた小説だとしたら、その割には面白かったのだけれど(笑)。
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