映画「キサラギ」

 サールナートホール。実は本番直後に、見に行った。サールナートホールに行くには、稽古場兼公演場所へ行くのと同じ道を通るため、「またこの道か」とデジャヴュに襲われたりもした。けれどそれから一週間、その道は通っていない(笑)。
 面白かった。舞台は一つの部屋。登場人物はほぼ男5人。そのまま舞台にできるだろこれという映画だ。アガサ・クリスティーの舞台劇をドタバタにしたような感じ。よく作ったなこれと思いちょっと悔しい(笑)。
 逆転、また逆転で話が進んでいくので見ているほうは面白いが役者は大変だろう。展開によってはキャラクターがつながらなくなる。感情の根拠が無くなる。ポジション的に小出恵介(?)とドランクドラゴン塚地の役は大変だったと思うが、実際はどうだったんだろう?映像だから、繰り返しがあるわけではないから、いいのかしら。
 エンドタイトルで、なぜか役者が○○○をするのだが、香川照之の動きがえらくキレがよかった。舞台役者だったら、分かるんだけど。何であんなに体が動くんだろう、あの人。やっぱり何でも出来ると、いうことか(笑)。

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