本タイトル: フランスの外交力―自主独立の伝統と戦略 (集英社新書)
コメント:
最近、テレビなどで安倍首相のにやけた(そう見えるんだって(笑))顔を見ると、なんとなく腹が立つようになりました。あの人がどうなろうとかまわないと言えばかまわないのですが、考えてみるとワタクシたちの生殺与奪の権は、この国の責任者であるあの人に、あのスマイル(笑)に握られているわけで、そう考えるとあんまり無責任・無関心でもいけないなあと思います。
そんな安倍さんにぜひ読んでいただきたいというか、多分もう読んでいるというか、今回はそういう本です。
最初の章を読んで驚きました。フランスって、「日本の人口の半分、GDPでは四割」(もしくは人工が四割でGDPが半分・・・わすれた)しかないんですって。けれども、その割にはフランスの人って、どーんとしてませんか?ある種エバって(笑)ませんか?この本を読むと、なぜそれが出来るのかという理由が分かります。つまり「フランスはフランスであり続けるために、並々ならぬ労力を払ってきた」わけです。
いろいろな文献で、フランス革命の描写があります。どうもその血生臭さに(笑)、自分などひいてしまうこともあるのですが、しかし、自分たちの国のシステムを、自分たちで選んだ人たちの国は、やっぱり強いんだと思いました。
評価:
評価者: OkaYasushi
評価日付: 2007-08-11
著者: 山田 文比古
出版年月日: 2005-09
出版社: 集英社
ASIN: 4087203107
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