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カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep 森 博嗣 メディアファクトリー 2006-08 |
来週の水曜日に、この本を原作としたテレビドラマが2時間枠で放送されるそうです。森博嗣作品初めての映像化(笑)・・・ということで、なんとしてもテレビ放送より先に読みたかった。
「120年前につくられたからくり細工の謎」などと帯に書いてあったような気がしますが(忘れるなよ)、森もと助教授が愛するコトのひとつに模型の製作があるのはよく知られています。作品に登場するカラクリ細工にもその愛は注がれているようで、カラクリの描写が増えるにつれて物語が面白くなっていく感があります。
ところでドラマ、原作とも〈コカコーラ120周年記念〉とのタイアップがついているそうで、そのせいか本文中にもコカコーラが飲まれるところがいくつかあります。タイアップだと、分かっているのに、分かっているのに読み終わるとコカコーラが飲みたくなっているという(笑)。おそるべしコカコーラ。
(などといいながらいま思いだしたんですが、もともと犀川助教授もコーラ好きでした。すっかり忘れてた)
以下ネタバレを少し
冒頭から登場する男子大学生二人、前半では割合と、ふつーというか、西之園嬢でもなく海月君でもない一般的な地味な大学生として描かれていると思うのだけれど、後半から、二人のうちの一人が、それでいったら犀川助教授のような(笑)、黙々とした行動力を発揮して謎を解決する。で、後半の方が面白かったんですよ。それがなんでだろうと、ちょっと考えています。
あと、いまwebの方を見たんですが、ドラマの方は原作よりちょっと「熱い」感じがします。確かに、人間が演じる作品ではその方がいいかも(笑)。
コメント
共感してくれる人がいるって事
ブログを始めて良かったと思う事は私と同じように悩んでる人、私と言う人間を知ろうとしてくれる人に本当にちっぽけで、何も出来ない私でも知ってもらえる価値がある、生きてる意味がある、そう思える瞬間がある事・・・・