「おいしいパン屋さんのつくりかた」清水美穂子
おいしいパン屋さんのつくりかた 人気店の成功のヒミツ | |
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清水 美穂子
ソフトバンク クリエイティブ 2005-11-30 |
”「あ、こんなところに新しいパン屋さんが」歩いていて、自転車に乗っていて、あるいは車を運転していて、そんなふうに思うことはありませんか?すてきなパン屋さんは、そこで作られるパンと同じように、私たちの心をふわっと温かくしてくれます。そんなどこにもありそうな、けれどどこにもなさそうな10のパン屋さんと、そこに集まる人たちを描いた掌編集”・・・ではなく(笑)。
「おいしいパン屋さん」10店を紹介した本です。
しかしパン屋さんは大変だ。一つのお店の方の、一日のスケジュールが載っていた。
4時半起床、工房で生地の仕込。6時半伝票、注文のチェック。8時分割。9時半成形。11時事務。12時焼き始め・・・とここまで写していて気がついたがこちらは店舗販売より注文販売(卸と通販)がメインのお店だから一般的ではないかもしれない。けれど24時就寝までめまぐるしく仕事は詰まっているし、店頭販売のお店はもっと忙しいのかもしれない。けれどパン屋さんは、この本の中に出てくるパン屋さん達は言うのだ。食べている人たちにおいしいものが届けばいい。それがうれしい、と。
なにがうれしいか。なにが自分を駆り立てるか、ということなんだと思う。それでは俺は、とまた自分に問うてみよう(笑)。
読み終わって、少ししてから読み返して、さらにその後で表紙を見て気がついたのだけど、このタイトルはちょっと似ている。以前われわれもやった、某有名芝居に。また表紙もそんな感じなんで、もしかしたら・・・(笑)。