(以下敬称略)
雑誌BRUTUSの最新号の表紙に
「本(記号ではーと)ラブ。~全730冊本特集」
などと書いてあったので、こりもせずまた買ってしまった。
その中で、高橋源一郎がサンリオSF文庫について書いていた。全197冊(!)分の表紙の写真付きだ。ル・グィン(今度公開される「ゲド戦記」で有名な人ね)、ディックからロン・ハバードに至るまで、いまにして思えばそうそうたるラインアップだが、いま思ってもわけのわからん(笑)ラインアップでもある。
実はサンリオSF文庫は一冊も持ってない。
だって、妙に色の黒い活字が嫌いだったんだもの(はーと)。
思えば、戸田書店曲金店でもサンリオSF文庫が、棚ひと列以上を占めていた時代があったのだ。いまではハヤカワSFだって棚ふた列には届かない。
けれども、そのころでも、そしていまでも、やっぱりサンリオとSFは、頭の中では結びつかない。だからきっと、サンリオピューロランドの奥底には、誰も知らないアナザーワールドがひろがっているのだ。そしてそこには牙の生えた口を持った巨大なキティちゃんがいて、迷い込んだ子供達をむさぼり食っているのに違いない。そして来るべき、あの富士額のネズミとの世界最終戦争に備えているのだ。いかんこれは西原理恵子のネタだ(笑)

7月にグランシップで見た、子供のためのシェイクスピア 「リア王」