「Hokkai」高樹のぶ子

HOKKAI
HOKKAI 髙樹 のぶ子

新潮社 2005-10-26
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高島北海という人は、
*明治の有能な官僚であり、
*高名な日本画家(?)でもあり、
*フランスに留学した際には、美術運動アール・ヌーボーにも影響を与えたんだそうな。
実にネタになりそうな略歴(笑)。
だから、テレビで彼が紹介されたときに、名前を頭にたたき込んだ。のだけれと、去年の終わりには、彼を題材にしたこんな小説が出版されていたのだった。先を越された(笑)。
冒頭から、”評伝”とか”明治”などというイメージから、ずいぶんとちがうものが描かれていて驚く。うん、この本は”軽い”。
けどそれは、いやな軽さではなく、それこそ、陶器の壺に対するガラスのオレンジ色の花瓶のように、かるくて、華やかだ。
小劇場ってのの始まりも、こんなんだったんじゃないかと。違うか(^^;)?
ただ、いわゆる評伝とはちょっとちがった作品だと思う。
だから、そのうち俺も、この人をネタにする余地はあるかもしれない(笑)(いつの話しだ)

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