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回転木馬のデッド・ヒートRMX 素樹 文生 メディアファクトリー |
一昨日、四分の一ほど読んで、つまらなかった。昨日その続きを読んだ。面白かった。
なぜだろう。
バリ島についての、描写が前の方にある。ちょっと村上春樹っぽい、かもしれない。けれどそういった箇所よりも、やはり生きるか、死ぬかと、そういった主題の方が面白い。面白いという言葉は不適切なのかもしれない。今一瞬そう思った。けれど、面白い。やはり、面白い。
そういえば昔栗本薫が
「高千穂遥は小説を読んで20ページをすぎても人が死なないと、”まだ人が死なない、つまらない、と怒りはじめる」
と書いていた。
困ったちゃんである。
いやこれは、別の種類の話か(笑)。